スマホ、あなたはあと何年使いますか?
あなたは今使っているスマートフォン、あと何年使い続ける予定ですか?
新機種の発表があるたびに「そろそろ買い替えようかな」と心が揺れるのは、私も同じでした。
けれど最近、下の記事を読んで、その考えを大きく見直すことになりました。
記事よると、今、スマートフォンの平均使用期間はわずか2.5年から3年。
私自身、3年ごとに買い替えることが当たり前になっていたので、どこか耳が痛くなる数字でした。
短期間での買い替えがもたらす未来
衝撃だったのは、その短いサイクルが地球環境に大きな負担をかけているという事実でした。
たとえば、iPhone 13を2年半で買い替えるのではなく、修理やバッテリー交換をしながら5年使い続けた場合、そのデバイスに関わる炭素排出量は49%も削減できるそうです。
さらに10年持たせた場合、削減率は68%にも達するといいます。
もし、今のまま2〜3年ごとに世界中でスマホが買い替えられ続けたら、膨大な量の資源が浪費され、2030年頃には廃棄デバイスの山が深刻な環境問題を引き起こすと専門家は警鐘を鳴らしています。
この現実を知ったとき、私は「今だけ」「自分だけ」という消費行動が、いかに未来にツケを回しているかを突きつけられた気がしました。
正直な気持ちとこれからの選択
正直に言えば、新しいモデルが出るたびにスペック表を見てワクワクする自分がいます。
カメラ性能が上がったとか、バッテリー持ちが良くなったとか、つい欲しくなってしまう。
でも、これからはその気持ちに流されるのではなく、「今持っているものをどうすれば長く快適に使えるか」を第一に考えたいと思うようになりました。
バックマーケットとiFixit提携の意義
今回のバックマーケットとiFixitの提携は、そんな私たちの背中を押してくれる取り組みです。
バックマーケットのサイトやアプリ上で、iFixitの修理ガイドが簡単に見られるようになり、必要なパーツやツールも購入できる仕組みが整いつつあります。
画面割れやバッテリー劣化といったよくあるトラブルも、これなら自力で解決できるかもしれません。
もちろん、自分での修理が難しい場合は、リファービッシュ品(整備済み中古品)への買い替えという選択肢も用意されています。
今回の提携の意義は、単なるサービス拡充にとどまりません。
「修理する権利」という、より根本的な考え方への共感を広げようとしているところにあります。
アメリカを中心に、「メーカーも修理情報やパーツを開放すべきだ」という動きが高まっています。
この流れが広がれば、私たちはもっと自由に、もっと気軽に、自分のデバイスを修理して使い続けられる時代が来るはずです。
「5年使い倒す」宣言
私は、今使っているiPhoneをこれから最低5年は使い倒すことを決意しました。
次に不具合が起きたら、すぐに新しいものを探すのではなく、まずは修理にチャレンジしてみようと思っています。
もしバッテリー交換に挑戦できたら、それはきっと小さな誇りになるでしょう。
「5年間使う」という目標は、単にモノを大切にするというだけではありません。
それは、地球環境への小さな、でも確かな貢献であると思います。
あなたもできる小さな一歩
もしあなたも、今使っているスマホがまだ十分に動くなら、次に調子が悪くなったとき、「買い替え」以外の選択肢を一度思い出してみてください。
一人ひとりの小さな選択が、未来を変える力になるかもしれません。
私も、今日から「賢いユーザー」を目指して、できることから始めます。