小さな違和感に、ふと立ち止まる
ある日、「なんとなく前より疲れやすくなった気がする」と感じたことがありました。
けれど病気ではないし、忙しい毎日のせいだろうと、そのままやり過ごしていました。
でも、ふとした瞬間に思ったのです。
「あれ、これが本当に“いつも通り”の自分なのかな?」と。
調子が悪いわけじゃない。
だけど、昔より少し元気が足りないような気がする。
そんなわずかな違和感が、体と向き合うきっかけになりました。
平均ではなく「自分だけの感覚」を信じる
本を読み、食生活を見直していく中で分かったことがあります。
それは、「正解」と思っていた健康情報も、自分の体には当てはまらないことがある、ということです。
たとえば、世の中で「体にいい」と言われている食べ物でも、私には合わなかったことがありました。
水ひとつとっても、種類によって体の軽さや頭の冴え方が違ったのです。
こうした体験を通じて、私は“平均的な基準”ではなく、「自分にとってどうか」という視点を大切にするようになりました。
学んだことを、そっと誰かに届けたい
こうして少しずつ知識と感覚を積み重ねていく中で、ある思いが芽生えました。
「自分が得たこの気づき、誰かにとっても役立つかもしれない。」
特別なことをしているつもりはありません。
でも、もし誰かがかつての私と同じように、小さな違和感を抱えていたら。
その人が、自分の体に目を向けるきっかけになるかもしれない──
そんな思いから、発信という形が自然に生まれていきました。
発信が「きっかけ」になるかもしれないという希望
発信をしていると、ときどきふと考えることがあります。
「自分が体験したことや学んだことが、誰かの小さな気づきになるかもしれない」と。
直接反応がなくても、画面の向こうには、かつての自分と同じように「どこかにヒントがないかな」と探している人がいるかもしれません。
そんな人が、何気なく目にした投稿から「ちょっと試してみようかな」と感じてくれたなら、それだけで十分に意味があると思っています。
発信とは、誰かに正解を押しつけることではなく、「こんな視点もあるよ」とそっと差し出すもの。
読む人のタイミングや心の状態によって、受け取り方も変わるはずです。
私にとってこの活動は、「いつか誰かの役に立つかもしれない」という小さな希望を灯し続けるようなものだと感じています。
これからの暮らしに「整える」という選択肢を
忙しいとき、何かを足そうとするより、まずは立ち止まって整えること。
体の声を聞いて、無理のないペースで試してみること。
そうした選択肢が、もっと身近なものとして広がっていったら素敵だと思います。
最新の研究や専門的な知識も大切ですが、自分の中にある感覚や直感も、同じくらい頼れるものです。
その気づきを共有する場のひとつとして、SNSはとても柔軟な場所です。
発信することで誰かとつながり、学び合い、また自分に返ってくるものがある──
そうした循環を、これからも大切にしていきたいと思っています。
きっかけは、いつも「小さな気づき」から
この記事を読んで、「自分のことかも」と少しでも感じたなら、それはきっと体からのサインです。
完璧を目指さなくても、今の自分にできることから始めてみてください。